Boltの代替サービス:AIビルダー7つを比較
Boltが特に得意なのは、ブラウザ上で動くプロトタイプをとても素早く手に入れることです。もし違うものが必要なら、たとえば、もっと案内のある体験、JavaScript以外のバックエンド、ネイティブのモバイルアプリ、アプリを動かし続けることを軸にしたワークスペースなら、良い代替サービスがあります。Lovableは最も近い案内付きの選択肢、Replitは最も柔軟、v0はVercelを使うチームに最適、FlutterFlowはネイティブのモバイルに最強で、Mythexはチャット、コード、データベース、ホスティングを1か所で使いたい人に向いています。
比較の方法
2026年9月時点で、各社の公式の料金ページとドキュメントに載っている機能と料金を比較しました。時間を計ったテストやコード品質の評価は行っていません。基準は次のとおりです。
- どう作るか、どれだけコードが見えるか
- バックエンド:データベース、認証、ホスティング
- 対応言語とモバイル対応
- コードの所有権とGitHub
- 無料プラン、最初の有料プラン、利用量の計り方
Boltの概要
StackBlitzが提供するBoltは、ウェブサイト、Webアプリ、(Expo経由の)モバイルアプリを作るAIビルダーで、WebContainersによってすべてブラウザ内で動きます。JavaScript系のフレームワークで構築します。Bolt Cloudでは、必要に応じて自動で作成されるデータベース、無料の.bolt.hostアドレスでのホスティング、Proでの独自ドメインが加わり、裏ではNetlifyとSupabaseが動いています。
料金(2026年9月時点): 無料プランは月100万トークン(1日の上限30万)。Proは月$25で1,000万トークンから、1日の上限はなく、1か月の繰り越しがあります。Teamsは1メンバー月$30です。Boltの料金をご覧ください。
ほかを探す理由
- トークン消費がプロジェクトの規模とともに増える。 Boltによると、トークンの大半はプロジェクトのファイルをAIに同期するために使われます。
- バックエンドはJavaScriptのまま。 PythonやGoなどの言語が必要なら、Boltはそのための設計ではありません。
- 画面に出るコードを減らしたい、 あるいはページ上でのビジュアル編集が欲しい。
- 別の形のモバイル対応が欲しい。 たとえば、ビジュアルなネイティブアプリビルダー。
これらがあるからといって、Boltが悪い選択になるわけではありません。JavaScriptエコシステムでの素早いプロトタイプが主な仕事なら、Boltに勝るものはなかなかありません。
代替サービス一覧
| ツール | Boltより向いているのは… | バックエンド | モバイル | 有料プランの開始価格(2026年9月時点) |
|---|---|---|---|---|
| Lovable | 案内付きの進め方とページ上での編集が欲しい | Lovable Cloud(Supabaseベース) | Webのみ | 月$25 |
| Replit | 任意の言語、ジョブ、IDEが必要 | 内蔵 | ExpoでiOS | 月$20 |
| v0 | Next.jsでVercelにデプロイする | 連携経由 | なし | ユーザーごとのプラン |
| Base44 | マネージドなバックエンドとビジュアルエディタが欲しい | 内蔵 | 記載なし | 年払いで月$16 |
| FlutterFlow | 両方のストアにネイティブアプリが必要 | Firebase / Supabase | あり | 月$39 |
| Cursor | ローカルにリポジトリを持つ開発者 | 自分で用意 | 該当なし | 月$20 |
| Mythex | チャット+コード+Postgres+ホスティングを1か所で使いたい | プロジェクトごとにPostgres | AndroidとiPhone(Webアプリをラップ、Pro) | 月$25 |
Lovable
Lovableは、チャットからフルスタックのWebアプリを作ります。Lovable Cloud(Supabaseの基盤上のデータベース、ストレージ、認証、リアルタイム、関数)と、ページ上で要素を選んでテキストを編集できるプレビューツールバーがあります。Git同期は全プランで使えます。
料金(2026年9月時点): 無料プランは1日5ビルドクレジット(月30まで)、Proは月$25から(100クレジット)、Businessは月$50から。全プランでメンバー無制限です。Lovableの料金。
Boltよりこちらを選ぶ場合: 開発者ではなく、ビジュアルでの微調整を含む、より案内のある体験が欲しいとき。Boltのままがよい場合: Expo経由のモバイルや、より幅広いフロントエンドフレームワークが欲しいとき。Lovable・Bolt・Replitの比較をご覧ください。
Replit
ReplitはAI Agentを備えたクラウド開発プラットフォームで、データベース、認証、ホスティングが内蔵され、Autoscale、Reserved VM、Static、Scheduledといった複数のデプロイ方式があります。AgentはExpoでネイティブアプリを作り、iOSアプリをApp Storeに申請できます。Google Playへの公開にはまだ対応していません。
料金(2026年9月時点): Starterは無料(毎日のAgentクレジット、公開アプリ1つ)、Coreは月$20(年払いで$18)、Proは月$100。Replitの料金。
Boltよりこちらを選ぶ場合: プロダクトにPythonサービス、ボット、cronジョブ、常時稼働のサーバーが含まれるとき。Boltのままがよい場合: いちばん軽くて速い始め方が欲しいとき。
v0
v0は、Tailwindとshadcn/uiを使うUIとフルスタックのNext.jsアプリ向けの、VercelのAIエージェントで、GitHub同期、Design Mode、Vercelへのデプロイに対応しています。
料金(2026年9月時点): 無料プランは月$5分のクレジットと1日7メッセージ。有料プランはユーザーごとの月額で、Businessは1ユーザー$100です。v0の料金。
Boltよりこちらを選ぶ場合: チームがNext.jsとVercelに標準化しているとき。Boltのままがよい場合: 他のフレームワークや、Vercel以外のホスティングが欲しいとき。
Base44
Base44は、プロンプトからアプリやウェブサイトを作り、マネージドなバックエンド、認証、ホスティングに加え、全プランでビジュアルエディタが付きます。双方向のGitHub同期でソースコード全体をエクスポートできるとしています。
料金(2026年9月時点): 無料プランは月25メッセージクレジット、Starterは月$16、Builderは月$40(GitHub付き)で、いずれも年払いです。Base44の料金。
Boltよりこちらを選ぶ場合: トークンよりメッセージ単位のクレジットが好みで、ビジュアルエディタが欲しいとき。Boltのままがよい場合: 低い料金帯で、初日からコードを見て作業したいとき。
FlutterFlow
FlutterFlowは、Flutterでモバイル、Web、デスクトップのアプリを作るビジュアルビルダーで、AI生成、FirebaseとSupabaseの連携、有料プランでのワンクリックのアプリストア配信に対応しています。
料金(2026年9月時点): 無料プラン(2プロジェクト)、Basicは月$39でコードとAPKのダウンロード付き、Growthは最初の1席が月$80でGitHub付きです。FlutterFlowの料金。
Boltよりこちらを選ぶ場合: アプリを両方のアプリストアにネイティブで出す必要があるとき。Boltのままがよい場合: ビジュアルエディタではなくチャットで作りたいとき。
Cursor
Cursorは開発者向けのAIコードエディタです。アプリビルダーではなく、プロジェクト、データベース、ホスティングは自分で用意します。
料金(2026年9月時点): Hobbyは無料でAgentのリクエスト数に制限あり、Individualは月$20、Teamsは1ユーザー月$40です。Cursorの料金。
Boltよりこちらを選ぶ場合: プロトタイプが、開発者がローカルで保守するコードベースになったとき。まずBoltなどのビルダーを使い、あとでCursorに移る人も多くいます。アプリビルダーとコードエディタの組み合わせ方は、MythexとCursorの比較をご覧ください。
Mythex
Mythexは、プレビューがブラウザのタブではなくプライベートなクラウドワークスペースで動くAIアプリビルダーです。チャット(Build、Plan、Ask)でアプリを説明し、動く様子を見ながら、yourname.mythex.appに公開します。チャットの裏にはコードエディタとターミナルがあります。標準の構成はVite、React、TypeScript、Tailwindで、同じプロジェクトでNext.js、静的サイト、Python・Node・C#・JavaのAPIも頼めます。アプリが必要とすれば、専用のPostgresデータベースとファイルストレージも追加されます。
料金(2026年9月時点): 無料プランは1日5クレジット(月30まで)、読み取り専用のコード、公開が含まれます。Proは月$25または年$250で、毎月100クレジットと日次クレジット、コードの完全な編集、プロジェクトのエクスポート、GitHub同期、独自ドメインが付きます。構築、ホスティング、データベース、ストレージは1つのクレジット残高でまかなえ、共同作業者は無制限です。Mythexのプラン。
Boltよりこちらを選ぶ場合: JavaScript以外のバックエンド、プロジェクトごとのPostgresデータベース、構築と同じ残高で請求されるホスティングが欲しいとき。Boltのままがよい場合: 最初のプレビューまでの速さが最優先のとき(ブラウザ上のランタイムはクラウドワークスペースより速く起動します)、または完全にネイティブなモバイル画面が必要なとき。MythexはProでWebアプリをAndroidとiPhoneのアプリとしてラップするため、画面はWebの画面です。詳しくはMythexとBoltの比較をご覧ください。
プロトタイプ用か、本番の置き場所か
Boltとその代替サービスを考えるときは、プロトタイプを作ることと、人が頼りにするアプリを動かし続けることという、2つの仕事を分けると役立ちます。前者を主な目的とするツール、後者を主な目的とするツールがあり、両方を狙うものも多くあります。
プロトタイプでは、 速さ、少ないセットアップ、捨てられる自由が大切です。Boltはこれがとても得意で、Lovableやv0もそれぞれのやり方で得意です。午後のうちに3つのアイデアを試して、1つだけ残すのは普通のことです。
本番の置き場所では、 問われることが変わります。
- データはどこにあるか。 バックアップや移行はできるか。
- ホスティングはどう課金されるか。 実際の訪問者が来たとき、リクエスト数、帯域、稼働時間のどれで計られるか。
- 悪い変更をすぐにロールバックできるか。
- 誰が編集できるか。 人を追加すると費用が増えるか。
- やめるときはどうなるか。 コードは自分のリポジトリにあり、バックエンドも一緒に移せるか。
BoltはBolt Cloudでこれらの多くに答えています。データベース、プランごとのリクエスト枠付きのホスティング、Proでの独自ドメイン、コード用のGitHubです。その答えで十分なら、移る必要はありません。そうでない場合、たとえばPythonのバックエンドが必要、ホスティングと構築を1つの残高にまとめたい、チームが使えるビジュアルエディタが欲しいといったときは、機能一覧がいちばん長いものではなく、自分の疑問に答えてくれる代替サービスを選んでください。
どのツールを使うにも、よい習慣があります。実際のユーザーにリンクを共有する前に、短いAIで作ったアプリのセキュリティチェックリストを確認することです。アクセス制御とシークレットキーは、プロトタイプがいちばん不足しがちなところです。
Boltから移るには
- GitHubを接続して、 自分で管理するリポジトリにコードを置きます。
- 切り替える前に、Bolt Cloudのデータベースからデータをエクスポートします。
- 新しいツールで薄い一部分を作り直すか取り込み、 実際のデータで動くか確認します。
- 最後に、ドメインを新しいホスティングに向けます。
カテゴリ全体の選択肢はおすすめAIアプリビルダーをお読みください。Mythexにコードを持ち込むには、GitHub、エクスポート、インポートをご覧ください。
よくある質問
Boltの代わりになるおすすめのツールは何ですか?
案内付きでプレビュー上で編集したいならLovable、本格的なIDEとJavaScript以外のバックエンドが必要ならReplit、Vercel上のNext.jsならv0、ネイティブのモバイルアプリならFlutterFlow、チャットとコード、Postgresデータベース、ホスティングを1つのワークスペースで使いたいならMythexです。
Boltはなぜトークンをこんなに消費するのですか?
Boltは料金ページで、トークン消費の大半はプロジェクトのファイルシステムをAIに同期するために使われると説明しています。そのため、プロジェクトが大きいほど、1メッセージあたりのトークン消費も増えます。
Boltは無料で使えますか?
2026年9月時点で、Boltには月100万トークン(1日の上限は30万)の無料プランがあり、.bolt.hostアドレスでのホスティングも付きます。Proは月$25で、1,000万トークンからです。
Boltのプロジェクトをほかへ持ち出せますか?
はい。Boltはコードはユーザーのものだとしており、GitHubとも連携するので、コードを別のツールやホスティングへ移せます。Bolt Cloudのデータベースにあるデータは、別途移す必要があります。