AIでブログを作る方法:投稿、エディター、SEO、ホスティング
ブログには3つの要素が必要です。読者が自分のURLで読める投稿、あなたが投稿を書いて公開する手段、そして検索エンジンが内容を理解できるページです。AIアプリビルダーは、平易な日本語の説明からこの3つすべてを作れます。最も大事な判断は、投稿をどこに保存するかです。プロジェクト内のファイルとして保存するか、エディター付きのデータベースに保存するかで、以降の作業が決まります。このガイドでは、その選択に沿って進めます。
ブログに必要なもの
ページ
- ホームまたは投稿一覧 — 新しい投稿を上に表示し、タイトル、日付、短い抜粋、カバー画像を載せます。
- 投稿ページ — 記事本文です。
/blog/how-we-roast-coffeeのような独自のURLを持ちます。 - カテゴリーまたはタグのページ — 読者が1つのトピックをまとめて読めるようにします。
- について — 誰がなぜ書いているのかを説明します。
- 検索(任意) — 投稿が数十件を超えたら追加を検討する価値があります。
- RSSフィード — フィードリーダーや一部のニュースレターツールが新しい投稿を自動で取得できる、小さなファイルです。
データ
投稿は小さなレコードです。タイトル、スラッグ(URLの一部)、本文、抜粋、カバー画像、著者、カテゴリー、タグ、ステータス(下書きまたは公開)、公開日、更新日などを持ちます。執筆者が複数いる場合は、名前、写真、短いプロフィールを持つ著者テーブルを追加してください。
権限
読者が見られるのは公開済みの投稿だけです。執筆者は下書きを作成・編集できます。公開できるのは一人(多くの場合は同じ人)です。一人で運営するブログなら「自分と全員」だけの話ですが、チームで運営する場合はログインと少なくとも2つの役割が必要です。
最初の大きな判断:ファイルかデータベースか
| 方式 | 書き方 | 良い点 | 不利な点 |
|---|---|---|---|
| プロジェクト内のMarkdownファイル | 投稿ごとにテキストファイルを作るか、AIに追加を依頼する | シンプルで高速、ログインが不要、バックアップが簡単 | 使いやすいエディターではなく、ビルダーやコードを通して編集する |
| データベース+管理エディター | 自分専用のダッシュボードにログインし、リッチテキストエディターで書く | 本格的なCMSの使い心地、複数の執筆者、下書き機能 | 作るものが増える:ログイン、エディター、画像アップロード |
| ヘッドレスCMS | ホスト型のコンテンツサービスで書き、サイトがそこから投稿を取得する | 作る必要がない洗練されたエディター | 別のアカウントとAPIキーが必要。コンテンツを第三者が保持する |
CMS(コンテンツ管理システム)とは、コンテンツを書いて管理する部分のことです。詳しくはCMSとはをご覧ください。
個人や会社のブログの多くは、まずMarkdownファイルで始めるのがよいでしょう。ビルダーを通した執筆が足かせになったとき、あるいはビルダーを使わない人が投稿する必要が出てきたときに、データベースとエディターへ移行してください。
早い段階で決めておくべきSEOの判断
ブログの価値は多くの場合、検索からのアクセスによって生まれるため、デザインよりも技術的な選択のほうが重要になることがあります。
- ページはJavaScriptなしで読めるようにする。 AIで作られたアプリの多くはSPA(シングルページアプリケーション)です。ブラウザは空のページを受け取り、JavaScriptが内容を埋めます。検索エンジンは多くの場合これをレンダリングできますが、時間がかかり、信頼性も落ちます。ブログでは、投稿を静的HTMLに事前レンダリングするか、サーバーサイドでレンダリングするよう依頼し、ページが読み込まれた瞬間に本文がHTMLに含まれているようにしてください。
- 投稿ごとに1つのURLを、そして変えない。 短く読みやすいスラッグを選びましょう。後から変えると、リダイレクトを設定しない限りリンクが切れます。
- 投稿ごとのタイトルと説明文。 各投稿には独自の
<title>とメタディスクリプションに加え、共有されたときにリンクがきれいに表示されるようOpen Graphタグが必要です。 - サイトマップ。 公開済みのすべての投稿を列挙する
sitemap.xmlがあると、検索エンジンが新しい投稿を見つけやすくなります。 - 構造化データ。 schema.orgのArticleマークアップは、見出し、著者、日付を検索エンジンに伝えます。ページ上に実際に表示されている内容だけをマークアップしてください。
AIで作ったウェブサイトのSEOガイドでは、これらをさらに詳しく扱っています。
最初のプロンプトの例
スペシャルティコーヒーの焙煎所のためのブログを作ってください。ページは次のとおりです。ホームには投稿を新しい順に並べ(タイトル、日付、抜粋、カバー画像)、投稿ページは/blog/[slug]、カテゴリーページ、そしてについてのページ。投稿はMarkdownファイルとして保存し、フロントマターにタイトル、日付、抜粋、カテゴリー、カバー画像を持たせてください。すべての投稿ページは静的HTMLに事前レンダリングし、検索エンジンがJavaScriptなしで読めるようにしてください。各投稿に独自のタイトルとメタディスクリプション、Open Graphタグ、Article構造化データを付けてください。投稿からsitemap.xmlとRSSフィードを生成してください。1行あたり約70文字の最大行幅で、読みやすくすっきりしたタイポグラフィにし、スマートフォンでも見やすいレイアウトにしてください。デザインを確認できるよう、サンプル投稿を3件追加してください。
構築の手順
- サンプル投稿でデザインを確認する。 まず投稿ページを仕上げましょう。フォントサイズ、行の長さ、余白、画像や引用の見え方が重要です。読者が一番多くの時間を過ごすのはここです。
- 一覧ページとカテゴリーページ。 抜粋、日付、カバー画像を確認し、投稿に画像がない場合にどうなるかもチェックします。
- SEOの基本。 タイトル、説明文、Open Graphタグ、サイトマップ、RSSフィードを依頼します。公開後は投稿を開き、ページのソースを表示して本文がHTMLに含まれているかを確認してください。
- 実際の投稿に置き換える。 サンプルを削除します。最初の数本は自分で書きましょう。それがサイトのトーンを決めます。
- ニュースレター登録(任意)。各投稿の末尾に、メールアドレスをデータベースに保存する、またはメール配信サービスに送るフォームを置きます。ニュースレターサイトの作り方もご覧ください。
- エディターとログイン(必要な場合のみ)。データベースに移行する場合は、下書き、プレビューボタン、画像アップロードを備えた管理画面を依頼し、ログインで保護してください。
- 独自ドメイン。 自分のドメインのブログは、そのドメインの評価を積み上げます。独自ドメインを接続する方法を参照してください。
文章作成にAIを使う
AIは、構成案、初稿、見出し案、要約、推敲に役立ちます。一方で、ブログを読む価値のあるものにしている要素、つまりあなたの経験、意見、写真、実際の仕事から得た数字などは苦手です。役立つ目安は、AIに書いてもらうのではなく、AIを使って書くスピードを上げることです。AIが示した事実はすべて確認し、出典をたどれない統計や引用は決して公開しないでください。
エディターの中にAIの執筆アシスタント(「タイトルを提案」「この段落を引き締める」ボタンなど)を追加する場合、APIキーはサーバー側に置いたままにしてください。1回の提案ごとに費用がかかるため、利用制限も設定しましょう。
よくある間違い
- 投稿をクライアント側だけでレンダリングする。 投稿の本文は、後からJavaScriptで追加されるのではなく、HTMLに含まれているべきです。
- 公開後にスラッグを変更する。 古いリンクがすべて切れてしまいます。どうしても変える場合は、古いURLからのリダイレクトを追加してください。
- 巨大な画像。 5 MBのカバー写真は、すべてのページを遅くします。リサイズと圧縮を行い、幅と高さを指定した画像を依頼しましょう。
- 下書き機能がない。 下書きのステータスがないと、書きかけの投稿が公開されてしまいます。
- モデレーションのないコメント。 公開のコメント欄は、数日でスパムを集めます。コメントなしで始めるか、何かが表示される前に承認を必須にしてください。
- 日付がない。 読者も検索エンジンも、いつ書かれ、いつ更新されたのかを知りたがります。
ブログプラットフォームのほうが適している場合
文章を書くことだけが目的なら、ホスト型のブログプラットフォームやWordPressのほうが早く目的を達成できます。完成されたエディター、テーマ、コメント機能、場合によってはニュースレター機能、そして長年蓄積されたプラグインが揃っています。Substackのようなプラットフォームは、すでにある読者層とメール配信も提供します。
自作が向いているのは、ブログが大きな製品(企業サイト、SaaSアプリ、ストア)の一部である場合、製品ページ、レシピ、掲載情報などの自社データを投稿で使いたい場合、あるいはデザインとURLを完全に管理したい場合です。ウェブサイトがどう動くのかを学ぶ良い方法でもあります。既存のサイトにブログを追加する場合は、ウェブサイトにブログを追加する方法をご覧ください。
Mythexでの構築
Mythexでは、チャットでブログを説明し、ライブプレビュー(スマートフォンサイズの表示も含む)でデザインを確認して、<slug>.mythex.appという公開アドレスに公開できます。独自ドメインはProプランで利用できます。デフォルトの構成はViteとReactのアプリで、ブラウザ上でレンダリングされます。そのため、ブログでは事前レンダリングされた投稿ページやNext.jsを依頼し、タイトル、メタタグ、サイトマップについてはSEOのレシピに従ってください。ブラウザ上で編集したい場合、Mythexはアプリが必要とするときにデータベースと画像用のファイルストレージを追加します。執筆者のログインは持ち込み型で、どの方式を使うかはあなたが選び、エージェントが組み込みます。出発点として、フードブログやニュースレターブログのテンプレートも参考になります。
よくある質問
AIでブログ全体を作ってもらえますか?
AIアプリビルダーでブログ本体を作ることは可能です。投稿ページ、一覧ページ、カテゴリーページ、執筆用のエディター、その背後にあるデータベースまで構築できます。ただし、文章を書く責任は依然として自分にあります。人の手による編集を一切加えず、AIだけで生成した投稿は内容が薄くなりがちで、検索エンジンは読者にとって役立つコンテンツを評価します。
ブログにはデータベースが必要ですか?
必ずしも必要ではありません。小規模なブログであれば、投稿をプロジェクト内のMarkdownファイルとして保存し、公開時に再ビルドする方法で十分です。ブラウザで投稿を書いて編集したい場合、複数の執筆者がいる場合、投稿を予約公開したい場合は、シンプルな管理画面付きのデータベースに保存するとよいでしょう。
自作のブログはSEOに適していますか?
各投稿に固有のURL、一意のタイトルとメタディスクリプション、読みやすい見出し、そしてJavaScriptを実行しなくても検索エンジンが読めるHTMLがあれば、十分に適しています。事前レンダリングまたはサーバーサイドレンダリングされた投稿ページとサイトマップを依頼し、公開済みの投稿でページのソースを確認してください。
WordPressを使うべきか、自分でブログを作るべきか?
文章を書くことだけが目的なら、ブログプラットフォームのほうが早く、エディター、テーマ、プラグインも揃っています。ブログが大きなアプリの一部である場合、特定のデザインやワークフローが必要な場合、投稿を自社製品のデータと一緒に管理したい場合は、自作が向いています。