ニュースレターサイトの作り方
ニュースレターサイトには3つの役割があります。訪問者を購読者に変えること、過去号を公開アーカイブとして見せること、そして実際の配信はメール配信サービスに任せることです。ウェブサイトは、自分で管理でき、独自性を出せる部分です。一方、配信は自分で作るべきではない部分です。登録、確認、アーカイブを正しく作り、配信サービスに接続しましょう。有料購読は、課金する予定がある場合にだけ追加してください。
各要素の役割
| 要素 | 担当 |
|---|---|
| ホームページ、登録フォーム、紹介ページ | 自分のウェブサイト |
| 登録の確認(ダブルオプトイン) | 自分のウェブサイト、または配信サービスのフォーム |
| 購読者リスト | 自分のデータベース、配信サービス、またはその両方(同期して管理) |
| 号の執筆と保存 | 自分のウェブサイト(シンプルなエディター)または配信サービス |
| 何千ものメールボックスへの配信 | メール配信サービス |
| バウンス、苦情、配信停止 | 配信サービス(結果を自分に返す) |
| 過去号の公開アーカイブ | 自分のウェブサイト |
| 有料購読 | Stripeなどの決済サービスと、サイト上のアクセスルール |
最も大きな判断は、リストをどこに置くかです。最もシンプルな方法は、メール配信サービスのリストと登録用APIを使い、ウェブサイトをその表側として使う方法です。より独立性の高い方法は、購読者を自分のデータベースに保存し、配信サービスへ同期させる方法です。こうすれば、配信サービスを乗り換えても、リストを失わずに済みます。どちらの方法でも、リストは定期的にエクスポートしておきましょう。
ニュースレターサイトに必要なもの
ページ
- ホームページ:誰のためのニュースレターか、何が届くのか、どのくらいの頻度かを示し、登録フォームを画面の上部に置きます。直近の号を1〜2本表示しましょう。
- アーカイブ:過去の号を新しい順に並べます。号が増えたら、検索やタグを追加します。
- 各号のページ:読みやすく整えたレイアウトで、最後に登録ボックスを置きます。
- 紹介ページ:誰が書いているのか、なぜ書いているのか。
- 確認ページとようこそページ:登録の流れのための画面です。
- 配信停止と設定のページ:自分でリストを管理する場合に用意します。
データ(自分でリストを持つ場合)
- 購読者:メールアドレス、状態(保留中、確認済み、配信停止、バウンス)、登録日、登録元、確認日時。
- 号:タイトル、スラッグ、本文、公開日、無料か有料か、送信状態。
いつ、どのように登録が確認されたかを保存してください。誰かに問われた場合の、同意の記録になります。
判断とトレードオフ
ダブルオプトイン。 メールで確認する手順は、登録数を少し減らしますが、入力ミス、ボット、スパムトラップから守ってくれます。これらは配信の評判を傷つけるものです。本格的なニュースレターの多くが採用しています。
到達率。 受信トレイに届くか、迷惑メールフォルダに入るかは、送信ドメインを正しく設定できているかで決まります。SPF、DKIM、DMARCのレコードを設定しましょう。配信サービスが手順を案内してくれます。GmailとYahooでは、大量送信者にメールの認証と、ワンクリックでの配信停止への対応が求められています。無料のメールアドレスではなく、自分のドメインから送信してください。
ウェブのアーカイブとSEO。 すべての号をサイトに公開すると、執筆した内容が検索エンジンで見つけられるページになります。そのためには、実際のHTMLでページが表示され、タイトルと説明が適切に設定されている必要があります。詳しくはAIで作ったウェブサイトのSEOを参照してください。
有料プラン。 課金には、支払いの仕組み、支払い者の記録、有料の号へのアクセス確認が必要です。実質的には会員制サイトと同じ仕組みです。多くのライターは、まずは無料で始め、読者から求められたら有料プランを追加します。
予約配信。 毎週火曜日の午前8時に号を送る設定は、サイトに独自のスケジューラーを作るより、配信サービスの予約機能を使うほうが簡単です。
法律の基本。 同意を得て、すべてのメールに配信停止リンクと連絡先を入れ、配信停止の依頼には速やかに対応してください。ルールは国によって異なるため、ご自身と読者に関係する国の規則を確認しましょう。
効果のある最初のプロンプト
「The Slow Garden」というニュースレターサイトを作ってください。手間のかからない園芸について毎週届けるニュースレターです。ホームページには、一行のキャッチコピー、誰向けか、「毎週金曜日、無料」、メールアドレスだけの登録フォーム、最新の号を3本表示してください。アーカイブのページには、すべての号をタイトル、日付、冒頭の段落とともに一覧で表示します。各号には専用のページを作り、読みやすいレイアウトにして、最後に登録ボックスを置いてください。紹介ページも追加します。購読者はデータベースに保存し、状態(保留中、確認済み、配信停止)、登録元、確認日時を記録してください。ダブルオプトインにします。秘密情報RESEND_API_KEYを使ってResendから確認メールを送り、リンクがクリックされてから初めて確認済みにしてください。ログインの後ろに管理画面を追加し、そこでMarkdownで号を書き、アーカイブに公開できるようにしてください。すべてのページにユニークなタイトル、メタディスクリプション、共有用の画像を設定してください。
Resendの部分は、選んだメール配信サービスに置き換えてください。仕組みは同じです。
構築の手順
- ホームページと登録。 デザインの前に、キャッチコピーを書きましょう。誰向けかを一行で言えないなら、そのページは登録につながりません。
- ダブルオプトイン。 実際のアドレスで登録し、確認メールが届くことを確かめてクリックします。入力ミスのあるアドレスや、同じ人の重複登録も試してください。
- 送信ドメイン。 配信サービスでSPF、DKIM、DMARCを設定し、自分宛にテストメールを送ります。
- アーカイブと各号のページ。 過去の号をいくつか取り込みます。スマホで確認し、ページのソースを見て、本物のテキストが検索エンジンに読める形になっているかを確認します。
- 配信。 確認済みの購読者を配信サービスに同期してそこから送るか、そのAPIから送るかを決めます。まずは自分のアドレスの小さなリストでテストしましょう。
- 配信停止。 テストメールの配信停止リンクをクリックし、状態がすべての場所で変わることを確認します。
- 有料プラン。 必要な場合にだけ追加します。
よくある失敗
- 自分のサーバーから送る。 不明なサーバーからの大量メールは迷惑メールになります。配信サービスを使いましょう。
- ダブルオプトインがない。 架空のアドレスは、受信トレイ側の送信者評価を下げます。
- リストを失う。 保存場所を問わず、定期的にエクスポートしておきましょう。
- 曖昧なキャッチコピー。 「いろいろ考えたこと」では登録されません。何を、誰に、どのくらいの頻度で届けるのかを書きましょう。
- メールでしか読めない号。 アーカイブがなければ、新しい訪問者は何に登録するのかを確認できません。
- 配信停止が機能しない。 法的なリスクがあり、迷惑メールの苦情にもつながりやすいです。
既製の製品を使ったほうがよい場合
ホスト型のニュースレタープラットフォームは、エディター、アーカイブ、リスト、配信、分析、有料購読を1つのアカウントにまとめて提供しています。新しいニュースレターを見つけるための発見機能を備えているものもあります。執筆に専念したいなら、こうしたサービスが簡単な選択肢です。メールマーケティングツールには、ランディングページや登録フォームの機能もあります。Mailchimpの代替ツールを参照してください。
自分のデザインとドメインを持ちたい場合、本格的なウェブサイトとして機能するアーカイブが必要な場合、購読者データを自分のデータベースに置きたい場合、または大きなサイトの一部としてニュースレターを運営したい場合(ビジネス、ブログ、コミュニティなど)は、自作を検討しましょう。
Mythexで作る
Mythexでは、チャットでサイトを説明し、ライブプレビューで確認します。購読者や号を保存したいと伝えると、Mythexが専用のデータベースを追加します。Mythexには、メール送信機能が組み込まれていません。そのため、エージェントが選んだメール配信サービスを接続し、そのAPIキーはプロジェクトのシークレットに保存します。詳しくはアプリからメールを送るを参照してください。支払いも同様に、ご自身のStripeアカウントを使って行えます。公開はmythex.aiのリンクで行えます。独自ドメインは、Proプランで利用できます。デザインの出発点としては、ニュースレターブログとクリエイター向けニュースレターページのテンプレートが参考になります。
よくある質問
ニュースレターサイトにはメール配信サービスが必要ですか?
はい。大量のメールを確実に届けるには、配信、バウンス、苦情、配信停止を処理してくれるサービスが必要です。ウェブサイトは購読者を集め、過去号のアーカイブを表示し、メールの配信はサービスが担当します。
ダブルオプトインとは何ですか?
登録した人には確認リンクの付いたメールが届き、リンクをクリックして初めてリストに加わります。入力ミスや架空のアドレスがリストに入るのを防ぎ、本人が購読を希望したという記録も残ります。
ニュースレターの各号はウェブサイトにも公開すべきですか?
通常はそうするのがおすすめです。公開されたアーカイブがあれば、新しい読者は購読する前に内容を確認できます。また、各号が検索エンジンで見つけられるページになります。有料の号では、プレビューを見せたうえで、残りを読むには購読をしてもらう形にできます。
ニュースレターを送るために法律上必要なことは何ですか?
一般的には、メールを送ることへの同意、すべてのメールに配信停止リンクを入れること、そして送信者の身元と連絡先の明記が必要です。細かいルールは国によって異なるため、ご自身と読者に関係する国の規則を確認してください。