Zendesk の代替ツール:2026年に比較するヘルプデスク7選
Zendesk の最適な代替ツールは、ほぼ同じ仕組みで使える Freshdesk、シンプルな共有受信箱を求める小規模チーム向けの Help Scout、無料で始めたい場合の Zoho Desk と HubSpot Service Hub、AIとライブチャットを最優先するなら Intercom、メール中心のチームなら Front、オンラインストアなら Gorgias です。Zendesk 自体も、依然として強力で機能の揃ったヘルプデスクです。乗り換えの主な理由は、担当者1人あたりのコスト、複雑さ、またはチームの働き方に合わない料金モデルです。
Zendesk の現在の提供内容
Zendesk は最も広く使われているヘルプデスクの一つです。2026年9月時点の料金ページには次の内容が掲載されています。
- Support Team: 担当者1人あたり月額 $19(年払い)。メールのチケット管理、振り分け、自動化、定型返信、ダッシュボードを含みます。
- Suite Team: 担当者1人あたり月額 $55(年払い)。AIエージェント、ナレッジベース、メッセージングとライブチャット、電話機能を追加します。
- Suite Professional: 担当者1人あたり月額 $115(年払い)。さらなるAIツール、スキルベースの振り分け、IVR(電話の音声ガイダンス)を追加します。
- Suite Enterprise: 個別見積もり。
Zendesk では、AIエージェントの料金を自動解決1件ごとに支払います。これは、人に引き継がずにAIが解決した問い合わせを指します。担当者向けAIアシスタントの Copilot は、担当者1人あたり月額 $50(年払い)のアドオンです。14日間の無料トライアルがあり、年払いの場合は20%割引と表示されています。
Zendesk の代替ツールを探す理由
- 担当者ごとのコストがかさむ。 Suite プランにアドオンを加えると、チームの規模とともに請求額が大きく増えることがあります。
- システムが大規模。 小規模なチームには、設定や管理が必要以上に重く感じられることがあります。
- AIの料金体系。 自動解決ごとの課金は公平ですが、定額料金より予測しにくいです。
- 働き方の違い。 チケットの待ち行列ではなく、メールやチャットのようなサポートにしたいチームもあります。
- ECの要件。 オンラインストアでは、ヘルプデスクの中で注文情報や返金を扱いたい場合が多くあります。
Zendesk の代替ツール一覧
| ツール | 向いている用途 | 料金モデル | 無料プラン | 有料の最低価格(2026年9月時点) |
|---|---|---|---|---|
| Zendesk | どの規模でも機能が揃ったサポート | 担当者単位 + AIは解決ごと | なし(14日間トライアル) | $19/担当者/月(年払い) |
| Freshdesk | 同種のチケット管理 | 担当者単位 + AIはセッションごと | なし(14日間トライアル) | $19/担当者/月(年払い) |
| Help Scout | 小規模チーム、共有受信箱 | ユーザー単位 + AIは解決ごと | あり(最大5ユーザー) | $25/ユーザー/月(Standard) |
| Zoho Desk | 低コストのチケット管理、Zoho ユーザー | ユーザー単位 | あり(3ユーザー) | 地域により異なる |
| HubSpot Service Hub | すでに HubSpot CRM を使っているチーム | シート単位 | 無料ツールあり | $7/シート/月から(Starter) |
| Intercom | AIとチャットを中心としたサポート | シート単位 + Fin は成果1件 $0.99 | なし(14日間トライアル) | $29/シート/月(年払い) |
| Front | メールで作業するチーム | シート単位 | なし(14日間トライアル) | $25/シート/月(年払い) |
| Gorgias | オンラインストア | シート単位ではなくチケット単位 | なし(7日間トライアル) | $10/月(年払い、50チケット) |
料金は頻繁に変わります。契約する前に、各ベンダーの料金ページを確認してください。
比較方法
2026年9月時点で、各ベンダーの公式料金ページに公開されている機能、プランの上限、料金を比較しました。実機での検証は行っていません。サイトで確認できなかった内容は除外しています。Zoho Desk は現地通貨で料金を表示するため、金額は示さずプランを説明しています。Help Scout のページは月払いと年払いの料金が切り替わるため、どちらの料金を見ているか確認してください。
Freshdesk: 最も近い乗り換え先
Freshdesk は Freshworks の製品で、カスタマーポータル、ナレッジベース、AIを備えたチケット型のヘルプデスクです。
- プラン(2026年9月時点、年払い): Growth は担当者1人あたり月額 $19、Pro は $55、Enterprise は $89。14日間の無料トライアルは Enterprise の機能で開始します。無料プランは掲載されていませんでした。
- AI: すべてのプランに Freddy AI Agent のセッションが500件含まれ、その後は100件ごとに $49 です。担当者向けの Freddy AI Copilot は、Pro と Enterprise で担当者1人あたり月額 $29 です。
- 強み: 使い慣れたチケット中心のワークフロー、エントリープランから使えるナレッジベースとポータル、予測しやすい担当者単位の料金。
- 制限: Zendesk と同様に、便利な機能は上位プランやアドオンに含まれます。
- 選ぶとよい場合: Zendesk の仕組みが気に入っていて、似たツールを価格面で比較したい場合。
Help Scout: 親しみやすい共有受信箱
Help Scout は、チケットの待ち行列というより共有メールの受信箱に近い操作感で、多くの小規模チームに好まれています。
- プラン(2026年9月時点): 最大5ユーザー、受信箱1つ、Docs(ナレッジベース)サイト1つ、月100件の連絡先までの無料プラン。有料プランは Standard $25、Plus $45、Pro $75(ユーザーあたり月額)で、年払いの割引が表示されています。Standard と Plus は、カード登録不要の15日間トライアルがあります。
- チャネル: Standard にはライブチャット、SMS、WhatsApp、Instagram、Messenger、複数の受信箱とナレッジベースが含まれます。
- AI: Standard では AI受信箱アシスタント、Plus では AIドラフトが無制限。AI Answers は解決1件あたり $0.75 で、月ごとの支出上限があります。
- 選ぶとよい場合: サポートを個人的でシンプルなものにしたい、小規模から中規模のチーム。
Zoho Desk: 無料プランのある低コストのチケット管理
Zoho Desk には、3ユーザーライセンスの無料プランがあり、有料プランは Express、Standard、Professional、Enterprise です。Zoho は現地通貨で料金を表示するため、お住まいの国のページを確認してください。2026年9月時点で、Express はメール、ソーシャル、Webフォームに加えて AIエージェントとワークフローを含みます。Standard はナレッジベース、コミュニティフォーラム、ビジネスメッセージングを追加します。Professional は電話機能と Zia(Zoho の AI)を追加します。Enterprise はライブチャットと複数ブランドのヘルプセンターを追加します。カード登録不要の15日間トライアルがあります。
選ぶとよい場合: 費用を最も重視する場合や、すでに他の Zoho アプリを使っている場合。
HubSpot Service Hub: CRM の中でのサポート
HubSpot Service Hub は、チケット、チャット、ナレッジベースを HubSpot の連絡先や商談と並べて使えるようにします。
- プラン(2026年9月時点): 無料ツール。Starter は1シートあたり月額 $7 から。Professional は1シートあたり月額 $90 から、加えて必須の初回オンボーディング料金 $1,500。Enterprise は1シートあたり月額 $150 から。
- AI: HubSpot の AIエージェント Customer Agent は Professional と Enterprise で利用できます。
- 選ぶとよい場合: 営業とマーケティングがすでに HubSpot で動いているチーム。このツールも比較する場合は、HubSpot の代替ツール ガイドをご覧ください。
Intercom: AIとチャットが中心
Intercom は、Messenger と AIエージェントの Fin を中心に設計されています。
- プラン(2026年9月時点、年払い): Essential は1シートあたり月額 $29、Advanced は $85、Expert は $132。Fin は全プランで成果1件あたり $0.99 です。カード登録不要の14日間トライアルがあり、対象となる初期段階のスタートアップには最大93%割引と案内されています。
- 選ぶとよい場合: AIエージェントに問い合わせの大部分を対応させたく、顧客がチャットを好む場合。Intercom の代替ツール ガイドで、この分野をより詳しく解説しています。
Front: メールのようなサポート
Front は、メールやその他のチャネルで顧客対応をするチーム向けの共有受信箱です。
- プラン(2026年9月時点、年払い): Starter は1シートあたり月額 $25(最大10シート)、Professional は $65(最大50シート)、Enterprise は $105。カード登録不要の14日間トライアルがあります。
- AI: Autopilot は会話1件あたり $0.05 から。Copilot、Smart QA、Smart CSAT は下位プランではアドオンで、Enterprise では含まれます。
- 選ぶとよい場合: 多数の受信箱を扱い、メールのような共同作業をしたいチーム。
Gorgias: オンラインストア向けのヘルプデスク
Gorgias は、シート数ではなくチケット量で課金し、Shopify、BigCommerce、Magento、WooCommerce と連携します。
- プラン(2026年9月時点、年払い): Starter は月額 $10(50チケット)、Basic は $50(300チケット)、Pro は $300(2,000チケット)、Advanced は $750(5,000チケット)、Enterprise は個別見積もり。月払いは20%高くなります。年間契約では AIエージェントが自動対応1件あたり $0.90 です。7日間の無料トライアルがあります。
- 選ぶとよい場合: オンラインストアを運営していて、サポートのチケットと一緒に注文データや AIによる販売支援ツールを使いたい場合。チーム人数が多くてチケット量が少ないなら、シート単位の料金より大きく節約できることがあります。
または、シンプルなヘルプデスクを自分で作る
サポートのニーズが小規模なら、フルのヘルプデスクは必要ないこともあります。小さなチームなら、チケットを作成するフォーム、ステータスと担当者が分かる一覧、社内メモ、簡単なナレッジベースだけで足りる場合があります。Mythex のような AIアプリビルダーは、説明文からそれを作れ、チケット用の専用 Postgres データベースも備えます。メール配信と認証は自分の提供元を使い、AIエージェントがそれらを接続します。詳しくは メール送信のレシピ を参照してください。ヘルプデスクのチケットシステムを作るガイド では手順を説明しています。
現実的なトレードオフも理解しておいてください。自作のツールには、マルチチャネルのルーティング、電話対応、SLAレポート、学習済みのAIエージェントは最初から付いてきません。自分で保守する必要もあります。業務が特殊な場合や、利用量に比べてシート単位の費用が高すぎる場合に意味があります。この判断について詳しくは、小規模ビジネスにおける自作とSaaS購入の比較 と 高額なSaaSを自作ツールに置き換える方法 をご覧ください。
結論:どの Zendesk の代替ツールを選ぶべきか
- Zendesk を続ける — メール、チャット、電話にまたがる完成度の高いヘルプデスクが必要で、担当者1人あたりの料金が許容範囲なら。
- Freshdesk — 同種のツールを使いつつ、料金とAIの利用枠を比べたい場合。
- Help Scout — 小規模チームで、サポートを個人的なメールのように感じさせたい場合。
- Zoho Desk または HubSpot Service Hub — 無料で始めたい場合。特に Zoho や HubSpot をすでに使っている場合。
- Intercom — チャットと AIエージェントがサポートの中心なら。
- Front — 多数の共有受信箱を扱うチームなら。
- Gorgias — オンラインストアを運営しているなら。
- 自作ツール — ニーズが単純または特殊で、自分で保守することに抵抗がなければ。
どれを選ぶにしても、乗り換え前にトライアルで実際の1週間分のチケットを処理してみてください。また、Zendesk から先にチケットの履歴とナレッジベースの記事をエクスポートしておいてください。
よくある質問
Zendesk の最適な代替ツールは何ですか?
チームによって異なります。Freshdesk は最も近い同種のチケット管理ツールです。Help Scout は共有受信箱をシンプルに使いたい小規模チームに向いています。Zoho Desk と HubSpot Service Hub には無料プランがあります。Intercom はAIとチャットを重視する場合に適しています。Front はメール中心のチームに、Gorgias はオンラインストアに向いています。
Zendesk に無料の代替ツールはありますか?
はい。2026年9月時点で、Help Scout には1つの受信箱と最大5ユーザーまで使える無料プランがあり、Zoho Desk には3ユーザーライセンスの無料プランがあります。HubSpot は無料のカスタマーサービスツールを提供しています。どの無料プランも制限が厳しいため、チケットの量と照らし合わせて確認してください。
ヘルプデスクはAIエージェントの料金をどのように請求しますか?
現在は座席数に加えて、成果ごとに課金するものが大半です。2026年9月時点で、Zendesk はAIエージェントを自動解決1件ごとに課金します。Intercom は Fin の成果1件ごとに $0.99、Help Scout は AI Answers の解決1件ごとに $0.75 を請求します。Freshdesk は AIエージェントのセッションを500件含み、それ以降はパックで販売しています。
Zendesk を使う代わりに、自分でヘルプデスクを作れますか?
小規模なチームで必要な機能が単純であれば、可能です。AIアプリビルダーで、ステータス、担当者の割り当て、ナレッジベースを備えた基本的なチケット受信箱を作れます。複数チャネルへの対応、電話、SLA、大規模なAIエージェントが必要な場合は、専用のヘルプデスクを選ぶのが通常は適切です。