チェックポイント:エージェントの変更をすべて元に戻す
Mythexのエージェントは、1回の処理が正常に完了するたびに、プロジェクトのファイルのチェックポイントを保存します。後の変更で問題が起きた場合は、チャットからプロジェクトをそれらの時点のいずれかに戻せます。問題を説明して、エージェントが直してくれることを期待する必要はありません。以前のメッセージを編集して送り直すこともできます。その場合はプロジェクトが巻き戻され、その時点から別のプロンプトで試せます。
チェックポイントとは
チェックポイントとは、処理が終わった時点でのプロジェクトのファイルのスナップショットです。内部的にはgitのチェックポイントです。gitは、開発者がコードベースへのすべての変更を追跡するために使うバージョン管理システムです。使うのにgitを知る必要はありません。チャットがその処理を代わりに行います。
チェックポイントは、エージェントの処理が成功した後に保存されます。それぞれは、その変更を生んだエージェントの返信の末尾に配置されます。そのため、チャットの履歴がプロジェクトのタイムラインとして機能します。返信ごとに、戻ることのできる地点が1つずつ表示されます。
なぜ役立つのか
エージェントでの開発は反復的です。ほとんどの処理はプロジェクトを前に進めますが、中には進まないものもあります。スマホ表示を壊してしまうレイアウトの変更、望んだ以上に踏み込んだリファクタリング、結果的に間違ったアイデアだった機能などです。
そのようなときに、つい「直して」とエージェントに頼みたくなります。うまくいくこともあります。しかし、悪い変更の上に新しい変更を重ねてしまい、さらに別の変更を重ねて、修正のたびに次の修正が難しくなることも多いのです。最後にうまくいった時点まで戻すほうが、複雑になったエラーと格闘するより速く、安上がりなことが多いです。うまくいったものから、やり直せます。
また、2クリックで処理を取り消せるなら、「ヒーローセクションを動画にしたらどうなるか」を試すことのリスクはごくわずかです。
チェックポイントに戻す方法
- その時点で、プロジェクトを戻したい状態にした返信を探します。
- 返信の末尾にある、コピーの隣の取り消しアイコン(この時点に戻す)をクリックします。ノートパソコンでは、返信にカーソルを合わせるとアイコンが表示されます。
- 表示されたダイアログで復元を選んで確定します。
プロジェクトのファイルは、その処理が終わった時点の状態に戻ります。プレビューで確認してから、そこから作業を続けてください。
編集して送り直す
問題が結果ではなくプロンプトにあった場合もあります。その場合は、編集して送り直すを使います。
- 以前の自分のメッセージの1つにカーソルを合わせ、クリックして編集します。
- 本来書くべきだった言い方で、プロンプトを書き直します。
- 破棄して送信を確定します。
チェックポイントがあれば、Mythexはその処理の前までプロジェクトを巻き戻し、新しいプロンプトを送信します。方向を誤った処理を、失敗した試みの変更を残さずに、やり直す最も速い方法です。
チェックポイントは小さな手順で効果を発揮する
チェックポイントが戻せるのは、処理の終わりまでです。1回の処理で5つのことをした場合、5つすべてを取り消すか、何も取り消さないかのどちらかになります。そのため、依頼は小さく保つ方が良いのです。
- セクションを1つ変える。
- バグを1つ直す。
- ページを1つ追加する。
依頼が小さければ、驚くことが減り、クレジットの消費も抑えられます。そして、それぞれが単独で戻れるチェックポイントを残します。
また、コードはこうあるべきだと考えたことではなく、プレビューで見えていることを説明するのも効果的です。たとえば、「料金ページで、スマホ表示のときにProカードのボタンが切れています。はみ出しを直して、デスクトップのレイアウトは残してください」のように伝えます。
大きな機能の場合は、プランモードから始めましょう。エージェントが進め方を示し、あなたが承認すると、ビルドがそれに沿って作業を進めます。詳しくは、作る前に計画するをご覧ください。
戻すべき時と作り直すべき時
数ターン前にプロジェクトが良い状態だった場合は、戻すのが正しい選択です。全体を作り直すのは、次のような場合に限られます。
- プロダクトのアイデアを根本から変えた。
- 新しい要件に対してアーキテクチャが合っていない。
- プロジェクトがまだ空か、ほとんど空である。
それでも、残したいもの(名前、ブランドカラー、コンテンツなど)を伝えてください。すでに正しかったものを失わないためです。
制限事項
- チェックポイントは、処理が成功した後に保存されます。 また、「破棄して送信」は、チェックポイントが存在する場合にしか巻き戻せません。
- 元に戻すと、プロジェクトのファイルがその時点の状態に戻ります。
- チェックポイントは1回の処理全体を対象とします。 処理の一部だけを取り消すことはできません。処理を小さくすると、より細かく制御できます。
- ノートパソコンでは、元に戻すアイコンはカーソルを合わせたときにしか表示されません。 見当たらない場合は、返信の上にカーソルを移動してください。
バグを取り消すのではなく、直すための作業をしている場合は、AIで作ったアプリのデバッグ方法のガイドで、作業のもう一方の半分を説明しています。
ドキュメントでは、チャットと再構築せずに反復するで、チェックポイントを説明しています。