Cursor vs Windsurf(Devin Desktop)vs Claude Code:どのAIコーディングツールを選ぶか?
Cursor、Windsurf、Claude Codeはいずれも開発者向けのAIコーディングツールで、3つとも今では複数ファイルにわたる変更を自分で計画して実行できます。実際の違いは、どこで動くか、そしてどのように付き合うかにあります。Cursorは、クラウド、ターミナル、Slackでも動かせるエージェントを備えたAIファーストのコードエディタです。Windsurfは、2026年6月にCognitionがDevin Desktopに改名したAIエディタで、今ではDevinエージェントを管理するコマンドセンターも兼ねています。Claude Codeは、ターミナル、IDE、デスクトップアプリ、Webで動くAnthropicのコーディングエージェントです。普段の作業スタイルに合うものを選んでください。複数のツールを併用する開発者も多くいます。
このガイドは、コードを書く人向けです。コードベースで作業せずに、アプリを説明して作成・ホスティングしてもらいたいなら、それは別カテゴリのツールです。AIアプリビルダーとAIコーディングアシスタントの違いをご覧ください。
結論の要約
| Cursor | Devin Desktop(旧Windsurf) | Claude Code | |
|---|---|---|---|
| 提供元 | Cursor | Cognition | Anthropic |
| 概要 | エージェントを備えたAIファーストのコードエディタ | ローカルおよびクラウドのエージェント向けコマンドセンターを備えたAIエディタ | 複数の場所から操作するコーディングエージェント |
| 利用場所 | デスクトップエディタ、ターミナル(CLI)、Slack、GitHubのPRレビュー、クラウドエージェント | デスクトップエディタ。JetBrains IDE向けWindsurfプラグイン | ターミナル、VS CodeおよびJetBrainsの拡張機能、デスクトップアプリ、Web、モバイル、Slack、GitHub Actions |
| モデル | 複数プロバイダーの最先端モデル | 複数プロバイダーの最先端モデルに加え、Cognition独自のSWEモデル | Anthropicの Claudeモデル |
| 無料プラン | Hobby(エージェントのリクエスト数に制限あり) | 無料(利用枠は少なめ) | なし(有料のClaudeプランまたはAPI利用が必要) |
| 個人向けプラン(2026年9月時点) | Individual 月額20ドル | Pro 月額20ドル | Claude Pro 月額20ドル(年払いは月額17ドル) |
| 多用する場合 | 従量課金の追加料金あり。Teamは1ユーザーあたり月額40ドル | Max 月額200ドル | Maxは月額100ドルから |
| 向いている用途 | グラフィカルなエディタにAIを組み込みたい開発者 | エディタと、複数のエージェントをまとめて動かす場所の両方がほしい開発者 | ターミナルで作業することが多く、タスクを任せて差分をレビューしたい開発者 |
この分野では価格や機能が頻繁に変わります。購入前に、各ベンダーの公式ページを確認してください。
Cursor
Cursorは、AIを中心に作られたデスクトップ向けのコードエディタです。2026年9月時点で、同社のサイトではCursorを「本格的なソフトウェアを作るためのコーディングエージェント」と説明しています。製品はすでにエディタの枠を大きく超えて広がっています。
使い方。 他のIDEと同じように、エディタで作業します。編集中にはAIの支援を受けられ、タスクを任せられるエージェントも使えます。Cursorでは次のような機能も提供しています。
- CLI。ターミナルでエージェントを動かせます。
- クラウドエージェント。自分のマシンを占有せず、長めのタスクを並列で進められます。
- Bugbot。GitHub上のプルリクエストをレビューします。
- Slack連携。会話からそのまま作業を始められます。
- MCPサーバー、スキル、フック。有料プランで利用でき、ツールの接続や動作のカスタマイズに使えます。
Cursorは複数のモデルプロバイダーから選べるほか、エージェントがどれだけ自律的に動くかを調整する「自律性スライダー」を備えています。
2026年9月時点の料金:
- Hobby:無料。クレジットカード不要で、エージェントのリクエスト数に制限があります。
- Individual:月額20ドル。エージェントの利用上限が拡大し、最先端モデル、クラウドエージェント、MCP、スキル、フックを利用できます。Bugbotは従量課金です。
- Teams:1ユーザーあたり月額40ドル。一元化された請求、共有ルールとプラグイン、Bugbotのコードレビュー、利用状況の分析、チーム全体のプライバシーモード、SAML/OIDC SSOを追加できます。
- Enterprise:要問い合わせ。プールされた利用量、SCIM、監査ログ、アクセス制御を備えます。
強み: AIをグラフィカルなエディタに組み込んだ使い心地が成熟していること、モデルを選べること、コードレビューと共有ルールを備えたチーム向けの仕組みが充実していることです。
制約: Cursorの魅力はエディタにあるため、普段使っているIDEを続けたい場合はその分を諦めることになります。エージェントを多用すると従量課金の費用がかさむことがあるので、ダッシュボードで利用状況を確認しましょう。
Cursorを選ぶとよい場合: 日々の作業のすべてにAIが組み込まれた1つのエディタがほしく、モデルを自分で選びたい場合です。
Windsurf、現在のDevin Desktop
Windsurfは、Cascadeエージェントで知られるAIコードエディタでした。Devinエージェントを開発するCognitionがこれを運営しており、2026年6月2日にDevin Desktopへ改名しました。Cognitionは、これは「Windsurfの新しい名前」であり、同じIDE、エディタ、機能がDevinブランドのもとで提供されると説明しています。現在のプランと料金も変わらないとしています。windsurf.comは現在devin.aiにリダイレクトされます。
何が変わったか。 Cognitionによると、ローカルエージェントをRustで一から書き直したとのことです。新しいエージェントDevin LocalがCascadeに代わり、トークン効率は最大30%向上し、サブエージェントにも対応しているとしています。従来のCascadeエージェントは移行期間中も利用可能なままにされました。このアプリは、ローカルとクラウドの両方でDevinエージェントを起動・監視する場所にもなりました。1つの画面から操作でき、エージェント同士でコンテキストやGitのworktreeを共有する「Spaces」も用意されています。
使い方。 Cursorとよく似ています。オートコンプリート(「Supercomplete」)、エージェントパネルを備えたエディタで、Slack、Linear、Notion、Figma、Stripe、DatadogなどのツールとつながるMCPに対応しています。JetBrains IDEを使っている場合、Cognitionによると、IntelliJ IDEA、PyCharm、WebStormなど向けのWindsurfプラグインも引き続き利用できます。
2026年9月時点の料金(devin.ai/pricingより。旧Windsurfの料金ページのURLは現在こちらを指しています):
- Free:0ドル。利用枠は少なめで、インラインの編集とTabによる補完は無制限です。
- Pro:月額20ドル。利用枠を拡大し、複数プロバイダーの最先端モデルを利用できます。
- Max:月額200ドル。利用枠が大幅に増えます。
- Team:基本料金月額80ドルに加え、1ユーザーあたり月額40ドル。最大200ユーザーまで対応し、一元化された請求と管理ダッシュボードがあります。
- Enterprise:要問い合わせ。SAML/OIDC SSOに対応します。
強み: Cursorと近い価格で使える高性能なエディタであること、日々の補完に十分な無料プラン、JetBrains向けの選択肢があること、そして大きめの作業をCognitionのクラウドエージェントに任せられることです。
制約: 製品は移行の途中にあります。名前、エージェント、機能が最近変わったため、「Windsurf」向けに書かれたチュートリアルやフォーラムの回答が、今の画面と一致しないことがあります。変化が続く可能性があります。
Devin Desktopを選ぶとよい場合: Windsurfを気に入っていた場合、日々の補完を無料枠でまかないたい場合、またはローカル作業と並行してDevinのクラウドエージェントも使う予定がある場合です。
Claude Code
Claude Codeは、Anthropicのコーディングエージェントです。エディタではなく、「このバグを直して」「このモジュールのテストを追加して」「このサービスを移行して」といったタスクを任せ、そのあとで操作とレビューを行うエージェントです。
動作する場所。 2026年9月時点で、Anthropicは次の環境を挙げています。
- ターミナル。1行のスクリプトでインストールできます。
- VS CodeとJetBrainsの拡張機能。
- デスクトップアプリ(macOS、Windows、Linux対応)。
- Web(claude.ai/code)、iOSアプリ、Androidアプリ。
- SlackとGitHub Actions。
この広がりこそが、他の2つとの最大の違いです。特定のエディタに縛られないため、今使っているIDEを続けたまま、Claude Codeを追加できます。Cursorのターミナルの中で動かすこともできます。
2026年9月時点の料金: Claude Codeは有料のClaudeプランに含まれており、無料プランには含まれません。
- Pro:月額20ドル(月払い)または月額17ドル(年払い)。
- Max:月額100ドルから(Anthropicは5倍プランを月額100ドル、20倍プランを月額200ドルとして掲載しています)。
- Team:スタンダードシートは1シートあたり月額20〜25ドル、プレミアムシートは月額100〜125ドル。Claude Codeを含みます。
- Enterprise:年払いで1シートあたり月額20ドルからと掲載されており、利用料は別途かかります。
- API:Claude Consoleアカウントでは、Claude Codeは標準のAPI料金でAPIトークンを消費します。
強み: 普段の作業環境のままで使えること、タスクを任せて段階的に進む長めの作業を得意とし、結果をレビューできること、同じサブスクリプションでClaudeのチャットアプリも使えることです。
制約: 使えるのはAnthropicのモデルだけです。無料プランはありません。AIを中心に作られたグラフィカルなエディタがほしい場合は、それを別に用意して組み合わせる必要があります。
Claude Codeを選ぶとよい場合: ターミナルに慣れていて、今のエディタを使い続けたく、内容の明確なタスクを任せて差分をレビューするスタイルが好きな場合です。
参考:GitHub Copilot
GitHub Copilotはタイトルには入っていませんが、多くの開発者が比較対象にしているツールです。2026年9月時点で、無料プランがあり、有料の個人向けプランはProの月額10ドルから始まり、上位プランは月額39ドルと100ドルです。普段使っているエディタの中で動くように設計されているため、エディタを変えたくない場合には導入の負担が少ない選択肢です。
選び方
次の3つの質問を自分にしてみてください。
1. 新しいエディタがほしいか?
- はい → CursorまたはDevin Desktop。
- いいえ → Claude Code(ターミナルまたはIDE)またはGitHub Copilot。
2. どこまでタスクを任せたいか?
- 主にタイピング中の支援で、ときどきエージェントのタスクを使う → どれでも可。CursorとDevin Desktopならこの使い方がとてもスムーズです。
- まとまったタスクを任せ、あとでレビューしたい → Claude Code、Cursorのクラウドエージェント、またはDevinのクラウドエージェント。
3. モデルの選択肢は重要か?
- はい → 複数プロバイダーのモデルを使えるCursorまたはDevin Desktop。
- Claudeで満足している → Claude Code。
よくある組み合わせは、日々の作業にはAIエディタを使い、大きめで範囲のはっきりしたジョブにはエージェントを使うというものです。実際のリポジトリで実際のタスクを数日間試してみてください。機能の比較表を読むより、そのほうが多くのことがわかります。
Mythexの位置づけ(簡単に)
MythexはAIコーディングアシスタントではなく、AIアプリビルダーです。チャットでアプリを説明すると、クラウドのサンドボックスでコードを書いて実行し、ライブプレビューを表示します。Postgresデータベースを追加することもでき、公開URLに公開できます。プロジェクトを準備せずに動くWebアプリがほしい人向けで、既存のリポジトリを編集する開発者向けではありません。
共通点としては、MythexはMCPサーバーを提供しているため、CursorやClaudeから接続して、プレビューと公開まで含めてMythexのクラウドサンドボックスで構築できます(ツール呼び出しにはProアカウントが必要です)。詳しくはMythexドキュメントの MCPと、Mythex vs Cursorのページをご覧ください。日々のコーディングでは、上記の3つのツールが正しい比較対象です。
比較の方法
2026年9月時点で、各ベンダーの公式サイト、料金ページ、ドキュメントに公開されている機能と料金を比較しました。Cognitionによる Windsurfの改名に関する発表とFAQも含めています。ベンチマークは実施しておらず、出力の品質も測定していません。ベンダーのサイトで確認できなかった主張は除外しました。この分野では料金やプラン名が頻繁に変わるため、決める前にベンダーの各ページを確認してください。
そもそも自分でコードを書くべきかどうかを検討している場合は、開発者に依頼するかAIで作るかが判断の助けになります。また、これらのツールの周辺でよく見る用語については、バイブコーディングとはで説明しています。
よくある質問
Windsurfはどうなったのですか?
Devinエージェントを開発するCognitionは、2026年6月2日にWindsurfエディタをDevin Desktopに改名しました。同社のFAQによると、機能は同じIDEのままで、既存のプランと料金も変わらないとのことです。
Claude CodeはCursorより優れていますか?
万人にとって優れたツールはありません。Cursorはエージェント機能を内蔵したAIファーストのコードエディタで、グラフィカルなエディタの中でAIを使いたい開発者に向いています。Claude Codeはターミナル、IDE拡張機能、デスクトップアプリ、Webから使えるエージェントで、より大きなタスクを任せて結果をレビューしたい開発者に向いています。
Cursorの中でClaude Codeを使えますか?
はい。Claude CodeにはVS Code拡張機能があり、Cursorに内蔵されたターミナルを含め、どのターミナルでも動きます。複数のツールを併用している開発者も多くいます。
最も安いAIコーディングツールはどれですか?
2026年9月時点では、CursorとDevin Desktopはどちらも無料プランと月額20ドルの個人プランがあります。Claude Codeには有料のClaudeプランが必要で、Proは月額20ドル(年払いの場合は月額17ドル)から利用できます。または、APIの従量課金を利用することもできます。
これらのツールを使うのにコーディングの知識は必要ですか?
基本的には必要です。これらはコードベースで作業する開発者向けに作られています。コードを書いたりレビューしたりせずにアプリを作りたいなら、通常はAIアプリビルダーの方が適しています。