不動産物件情報サイトの作り方
不動産物件情報サイトは、公開された顔を持つ物件のデータベースです。物件ごとのページ、フィルター付きの検索、買い手や借り手が物件について問い合わせる手段があります。その裏側には、担当者が物件を追加、編集、売約済みに変更する非公開の管理画面があります。物件のデータを先に設計し、最初のバージョンを小さく保てば、AIアプリビルダーで数回のセッションでしっかりしたものを作れます。
どんなサイトか、何をすべきか
機能を考える前に、どの種類のサイトを作るのかをはっきりさせてください。似ていても、必要なものが異なります。
| 種類 | 掲載する人 | 主な役割 | 最も難しい点 |
|---|---|---|---|
| 単独の代理店サイト | 一つの代理店または担当者 | 自社の在庫を見せ、問い合わせを集める | 物件情報を最新に保つこと |
| デベロッパー・新築サイト | デベロッパー | 一つまたは少数の物件の住戸、空き状況、予約を見せる | 住戸の空き状況を常に正しく保つこと |
| 大家さん向けの賃貸サイト | 一人の大家さんや管理者 | 空室を見せ、入居申込みを受ける | 申込者の書類を安全に扱うこと |
| ポータル・マーケットプレイス | 多くの担当者やオーナー | 多くの人が掲載でき、検索で競い合える | そもそも物件を集めること |
このガイドは、最初の三つに焦点を当てます。多数の掲載者がいるポータルは、売り手と買い手の両方を抱える二面市場であり、別の課題です。そちらを考えている場合は、マーケットプレイスの作り方とディレクトリサイトの作り方を参照してください。
物件ごとに必要なデータ
物件のデータはサイトの中心です。項目を正しく決めれば、検索、カード表示、詳細ページはそれに沿って決まります。最初に持つべき項目の例は次のとおりです。
- 基本情報:タイトル、ステータス(募集中、申込み受付中、売約・成約済み)、取引の種類(売買か賃貸か)、価格と価格の補足(「目安価格」「月額」など)。
- 所在地:住所、エリアや地域名、地図を載せるなら座標。完全な住所を公開するかどうかを決めてください。多くの担当者は、通りやエリアだけを表示しています。
- 広さと間取り:寝室数、浴室数、床面積(単位も含む。平方フィートか平方メートルか)、物件の種類。
- 説明:カードに表示する要約と、詳細ページ用の長い説明。
- 設備:駐車場、庭、バルコニー、ペット可などの一覧。検索フィルターにできるように、タグとして保存してください。
- 写真と資料:決まった順番の写真、カバー写真、必要に応じて間取り図やパンフレットのPDF。
- 管理項目:掲載日、更新日、担当する担当者。
問い合わせは別のテーブルで管理します。名前、メールアドレス、電話番号、メッセージ、対象の物件、日時です。内見を受け付けるなら、希望日時を保存する3つ目のテーブルも必要です。
早めに決めておくべき判断
- 通貨と単位。通貨と面積の単位を一つに決め、最初のプロンプトでそれを明記してください。後から変えると、すべての物件を修正する必要があります。
- 売約済みの物件。非表示にするか、「売約済み」のバッジを付けて残すか。どちらでも構いませんが、検索を作る前に決めてください。
- 賃貸と売買。両方を扱うなら、二つの別サイトにするのではなく、項目と一番上のフィルターにしてください。
実際に使われる検索とフィルター
訪問者の多くは、三つの質問を持って来ます。どこか、いくらか、どれくらいの広さか。まずはこの三つを作ってください。
- 場所:小規模な代理店であれば、自由入力よりも、扱っているエリアのドロップダウンのほうが使いやすいです。
- 価格帯:最低額と最高額。
- 寝室数:最低限の数。
- 売買か賃貸か(両方扱う場合)。
そのあと、並べ替え(新着順、価格の安い順・高い順)を加えます。物件数が多く、タグによる設備のフィルターが役立つなら、それも加えてください。地図表示は魅力的ですが、最初のバージョンでは必須ではありません。各詳細ページに静的な地図を置くだけで、十分なことも多くあります。
フィルターの条件はURLに入れてください(例:/properties?area=north&minBeds=2)。そうすると、訪問者は検索条件を共有したりブックマークしたりでき、戻るボタンも正しく動きます。これは明示的に頼まないと見落とされやすい点です。
写真:成否を分けるポイント
物件サイトは写真で成り立っています。最初から計画してください。
- 直接アップロードし、リンクを貼り付けさせない。 管理画面から写真を直接アップロードできるようにします。Mythexでは、アップロードしたファイルはプロジェクトのファイル保存領域に保存されます。アプリで必要になった時点で有効になります。
- 順番とカバー。 担当者が写真をドラッグして並べ替え、カバー写真を選べるようにします。
- サイズ。 元の大きな画像は、スマホでサイトを遅くします。アップロード時にリサイズしたり、適切なサイズで配信したりするように頼み、ギャラリーには遅延読み込みを使ってください。
- 代替テキスト。 写真ごとに短い説明を付けると、アクセシビリティと検索の両方に役立ちます。
問い合わせの流れ
このサイトの目的は問い合わせです。短くしてください。名前、メールアドレス、電話番号(任意)、物件のタイトルがあらかじめ入ったメッセージ。送信すると次のことを行います。
- データベースに保存し、物件にひも付ける。
- メールで担当者に通知する。これにはResendやPostmarkなどのメール送信サービスが必要です。アプリからメールを送る方法を参照してください。
- はっきりとした確認画面を表示し、必要なら問い合わせた人にも控えを送る。
訪問者に内見の時間を申し込んでもらいたい場合は、小さな予約機能として扱ってください。物件ごとの空き枠、申込み、担当者の確定、という流れです。枠の仕組みは予約アプリのガイドで解説しています。
管理画面と権限
管理画面がこのサイトの価値を生みます。次のものが必要です。
- ログイン。担当者だけが管理画面に入れるようにします。
- ステータス、価格、日付を並べた物件の一覧と、編集、売約済みにする、非表示にするといったクイック操作。
- 写真のアップロードができる物件のフォーム。
- 物件ごとに絞り込める問い合わせの受信箱。対応済みのフラグ付き。
権限はシンプルに保ってください。小規模な代理店であれば、どの担当者もすべての物件を編集できて構いません。「担当者は自分の物件だけ編集できる」が必要なら、プロンプトに明記し、二人の異なる担当者でログインしてテストしてください。
問い合わせがフォローアップ、段階、メモを伴う本格的な営業パイプラインになるなら、それはCRMです。最初は受信箱から始め、手に負えなくなったらCRMの作り方を読んでください。
最初に効くプロンプトの例
北部のノースパークと河畔のリバーサイドの二つの地域を扱う、小さな不動産会社のための物件情報サイトを作ってください。公開ページは、注目物件を載せたトップページ、エリア、売買か賃貸か、価格帯、最低寝室数でフィルターできる検索ページ(フィルターの条件はURLに保持)、そして物件ごとの詳細ページです。詳細ページには、写真ギャラリー、価格、寝室数、浴室数、平方メートルで表した床面積、設備、説明、問い合わせフォームを載せてください。担当者は管理画面にログインして、物件の追加と編集、写真のアップロードと並べ替え、申込み受付中や売約済みへの変更、物件ごとの問い合わせの確認ができます。すべてをデータベースに保存してください。通貨はポンドです。デザインは落ち着いたすっきりしたもので、スマホでも見やすくしてください。
このプロンプトでは、利用者、ページ、項目、フィルター、誰が何をできるかを明記しています。コードについては何も書いていません。
作成のステップ
- サンプルデータで公開ページを作る。ビルダーに、現実的な物件を十件作らせ、カード表示、検索、詳細ページを判断できるようにします。
- データベースと管理画面を追加する。物件をデータベースに移し、ログインと管理画面を追加します。物件を一つ、最初から最後まで自分で追加してみてください。
- 写真のアップロードを追加する。実際の写真を一式アップロードし、並べ替え、カバーの設定をして、スマホでギャラリーを確認します。
- 問い合わせを接続する。一件送信して、受信箱に届き、担当者のメールが届くことを確認します。
- SEOの基本。各物件に固有のタイトルと説明、読みやすいURL(
/properties/3-bed-house-riversideなど)、共有用の画像が必要です。物件ページは、ほかのページよりも検索に依存するため、この点がより重要です。AIで作ったWebサイトのSEOガイドで理由を説明しています。 - 権限をテストする。ログアウトして、管理画面のURLを直接開いてみてください。ログイン画面にリダイレクトされるはずです。
- 公開して独自ドメインを接続する。代理店は、ビルダーのサブドメインではなく、自社のドメインを使うべきです。
よくある失敗
- 物件情報をコードに入れる。 一週間は動きますが、その後、担当者が価格を変えるたびに開発者が必要になります。最初からデータベースを使ってください。
- 売約済みの状態を忘れる。 売約済みの物件について問い合わせが来ると、双方の時間の無駄になります。ステータスを目立たせ、フィルターできるようにしてください。
- 重い写真。 高解像度のカメラ画像だらけのギャラリーは、モバイル回線では遅くなります。リサイズしてください。
- 検索でインデックスされるコンテンツがない。 すべての物件をJavaScriptで読み込み、物件ごとのタイトルがないサイトは、検索エンジンが理解しにくくなります。物件サイトでは、SEOが無料の流入の大部分を占めます。
- 初期設定で正確な住所を表示する。 特に賃貸や居住中の住宅では、意図的に決めてください。
- 掲載のルールを確認しない。 国によっては、物件の広告に省エネ性能や重要事項の表示が必要です。自分に当てはまるものを確認してください。
費用と使うツール
小規模な代理店で必要になる主な要素は次のとおりです。
| 要素 | 用途 | 注意点 |
|---|---|---|
| アプリビルダー・ホスティング | サイトの作成と運用 | Mythexでは、一つのクレジット残高で、作成、ホスティング、データベース、ストレージをまかなえます。料金を参照してください |
| ドメイン | 自社のアドレス | レジストラに年払いで登録料が発生します |
| メール送信サービス | 問い合わせの通知 | 少量なら無料枠があるサービスも多くあります。現在の料金を確認してください |
| 地図 | 物件ページの地図 | 地図サービスは、無料枠を超えると利用量に応じて課金されます。最新の利用規約を確認してください |
既製の製品を選んだほうがよい場合
デザイン、独自の検索体験、ポータルに部屋を借りるのではなく自分のものとして持つ物件情報を求めるなら、自作が向いています。次のような場合は既製のものを選んでください。
- 物件情報がMLSやポータルのフィードから来る必要がある場合。フィードの提供元が、承認されたWebサイト向けの製品と守るべきルールを用意していることが多いです。
- 主に露出がほしい場合。ポータルは買い手を連れて来ます。自社サイトは、主に既に担当者の名前を知っている人を成約に結びつけます。
- 代理店の本格的な業務システム(賃貸管理、コンプライアンス、会計)が必要な場合。専用の代理店ソフトがそれを担っていて、自作で同等に作るのは難しいです。
多くの代理店は両方を行っています。ポータルに掲載して幅広く届け、自社のサイトはブランドと直接の問い合わせのために使います。
Mythexで作る
Mythexは、このプロジェクトに適しています。チャットでサイトを説明すると、ライブプレビュー(スマホサイズの表示を含む)で動く様子を確認でき、物件と問い合わせのためのデータベースと、必要になったら写真のためのファイル保存領域を追加します。どのプランでもmythex.aiのアドレスに公開でき、Proプランでは独自ドメインを使えます。出発点としては、AI不動産サイトビルダーを見るか、Webサイトのテンプレートを探してください。
よくある質問
不動産物件情報サイトに必要なものは何ですか?
最低限、写真、価格、場所、主な詳細情報を載せた物件ごとのページ、フィルター付きの検索ページ、問い合わせや内見の申し込みフォーム、そして担当者が物件を追加・更新できる非公開の管理画面が必要です。地図、保存した検索条件、担当者のプロフィールは、基本が動いてから追加すると役立ちます。
自分のサイトでMLSの物件情報を表示できますか?
米国では、MLSのデータは通常、ブローカーやMLSを通じて手配されたIDXフィードを使い、そのMLSのルールに従って担当者自身のサイトに表示されます。計画を立てる前に、ブローカーやMLSに確認してください。自分が扱う物件だけを掲載するサイトであれば、この問題は生じません。
不動産のWebサイトを作るのにどれくらい費用がかかりますか?
代理店に依頼したフルオーダーの制作には数千ドル以上かかることもあります。AIアプリビルダーで作る場合の主な費用は、ビルダーの料金プラン、ホスティング、データベースの利用料、ドメイン名です。小規模な代理店であれば、月額の費用をわずかに抑えられることもあります。
物件情報はページのコードに書くべきですか、それともデータベースに保存すべきですか?
データベースに保存してください。物件情報は頻繁に変わります。価格が下がったり、物件が売れたりします。データベースなら、担当者はコードを編集する人がいなくても、管理画面から更新できます。