アンケートアプリの作り方:質問、分岐、匿名回答、結果
アンケートアプリでは、一連の質問を作成し、多くの人に送り、回答を集計して見られます。信頼できるものにするのは、質問の編集画面よりも目立たない部分です。正直に答えられる匿名性、必要な場面での一人一回の制限、無関係な質問を飛ばす分岐、そして正しい人だけが見られる結果です。これらを最初のバージョンで正しく作り、質問の種類は少なく保ちましょう。
申込み、注文、応募の受付が主な目的なら、代わりにフォームビルダーが向いています。アンケートが重視するのは集計結果です。つまり、グループ全体がどう考えているかです。
アンケートアプリに必要なもの
データ
| テーブル | 内容 |
|---|---|
| アンケート | タイトル、導入文、ステータス(下書き、公開中、終了)、公開日と終了日、匿名かどうかの設定 |
| 質問 | アンケート、質問文、種類、必須かどうか、順番、任意のセクション |
| 選択肢 | 選択式の質問の選択肢(順番どおり) |
| 分岐ルール | 「質問3で『いいえ』を選んだら、セクションCへ飛ぶ」 |
| 回答 | アンケート、送信日時、そして匿名でない場合のみ回答者 |
| 回答内容 | 回答、質問、値 |
| 招待 | 特定の人に送る、任意の一回限りのトークン |
最初のバージョンで扱う質問の種類
- 単一選択と複数選択
- 評価尺度(1〜5、または0〜10)
- 短文と長文のテキスト
- はい/いいえ
マトリックス形式の表、ランキング、ファイルアップロード、スライダーは後回しで構いません。新しい種類を増やすたびに、入力、検証、結果のグラフが必要になるからです。
ページ
- アンケート編集画面(プレビュー付き)
- 回答者の画面(スマホで読みやすく、長いアンケートには進捗表示付き)
- お礼ページ
- 結果ページ:質問ごとのグラフ、回答数、絞り込み、CSVのエクスポート
- アンケート一覧の管理画面(ステータスと回答数付き)
アプリ全体を決める判断
匿名か、記名か? これは最も重要な選択で、アンケートの最初の画面で必ず明示してください。「匿名」と言いながら、こっそりメールアドレスを保存している社内アンケートは、それが分かった日に信頼を失います。本当に匿名のアンケートでは、回答と一緒にユーザーID、メールアドレス、IPアドレスを保存しないでください。送信時刻は日単位に丸めましょう。
一人一回にするか? 選択肢は、弱いものから強いものの順に次のとおりです。
- ブラウザのCookie。うっかりした重複は防げますが、意図的な人は防げません。
- 一回限りの招待リンク。各リンクは一度だけ使え、回答内容とは別に管理できます。
- ログイン。確実ですが、匿名性を約束するのが難しくなります。
匿名のまま一回限りにしたい場合は、招待トークンを使い、「トークン使用済み」を回答内容とは別のテーブルに、両者を結びつけずに保存してください。
小さなグループでは匿名性が崩れる。 チームのうち3人しか回答しない場合、チームごとに結果を絞り込むと、誰が何を答えたかが分かってしまうことがあります。一般的なルールは、絞り込んだ結果の回答数が一定数(5件が典型的)未満なら内訳を表示しない、というものです。内訳を表示するなら、このルールを組み込んでください。
分岐。 スキップのロジックはアンケートを短く関連性の高いものにしますが、ルールが増えるほど検証すべき経路も増えます。質問単位ではなく、まずはセクション単位で「質問Xの回答がYなら、セクションZへ飛ぶ」という単純なルールから始めてください。
結果を誰が見られるか? アンケートの作成者だけか、特定のグループか、それとも回答後の回答者か。サーバー側で強制してください。
個人情報。 アンケートでは、意見、健康情報、従業員に関する詳細などを集めることがよくあります。必要なものだけを集め、使い道を明示し、自分に適用される個人情報のルールを確認してください。
最初に効くプロンプトの例
回答ができるアンケートWebアプリを作ってください。管理者はログインし、セクションと質問を含むアンケートを作成します。質問の種類は、単一選択、複数選択、1〜5の評価、はい/いいえ、短文、長文で、それぞれ必須にするかどうかを選べるようにしてください。アンケートにはステータス(下書き、公開中、終了)と、任意の終了日を設定できます。各アンケートは匿名か記名かのどちらかで、最初の画面で回答者にどちらか伝えてください。匿名のアンケートでは、回答と一緒にユーザーID、メールアドレス、IPアドレスを保存せず、送信時刻は日付単位に丸めてください。一回限りの招待リンクに対応し、リンクが使用されたことは、回答とは紐づけない別のテーブルに記録してください。セクション単位のスキップ機能(「質問Xが Y なら、セクション Z へ」)を追加してください。回答者はスマホに対応したページで、進捗バー付きで回答します。管理者は、質問ごとのグラフ、回答数、自由記述の一覧、CSVのエクスポートを備えた結果ページを見られるようにしてください。回答数が5件未満の絞り込み内訳は非表示にしてください。すべてのデータはデータベースに保存してください。
構築の手順
- 編集画面。 セクションが2つある、12問の現実的なアンケートを作ります。編集が遅ければ、今のうちに直してください。
- 回答者の画面。 スマホで回答してみます。必須質問、戻るボタン、再読み込み時の動作を確認します。
- 匿名性のチェック。 匿名で回答を送信し、データベースに実際に何が保存されたかを確認します。エージェントに、保存された行を見せてもらいましょう。
- 招待。 リンクを生成し、一つを二回使ってみて、二回目が拒否されることを確認します。
- 分岐。 アンケートのすべての経路を書き出し、それぞれを歩いて確認します。
- 結果。 テスト回答を20件送信し、グラフを手で数えた件数と照合し、CSVをエクスポートします。
- 終了。 アンケートを終了させ、リンクが「終了しました」という丁寧なページを表示することを確認します。
よくある間違い
- 匿名を謳いながら、個人を特定できる情報を保存する。 画面ではなく、データベースを確認してください。
- 質問が多すぎる。 長いアンケートは途中で離脱されます。進捗を表示し、思い切って削りましょう。
- 誘導的な質問。 「どれだけ楽しめましたか?」は、楽しんだことを前提にしています。中立的な質問にし、尺度には中立の選択肢を用意しましょう。
- 公開中のアンケートを編集する。 回答が届いた後に質問を変えると、一つのグラフに二つの異なる質問が混ざります。アンケートを公開したら、質問をロックするかバージョンを分けてください。
- 結果が誰でも見られる。 推測しやすい結果のURLは、機密性の高い回答を漏らします。
- エクスポートがない。 人はスプレッドシートでデータを分析したがります。
既成の製品の方が良い場合
ほとんどの単発のアンケートでは、既存のツールの方が速く、より良い結果が得られます。洗練された質問の形式、テンプレート、統計の要約、配布機能が最初から揃っており、無料プランのあるものも多くあります。Typeformの代替とGoogleフォームの代替も参考にしてください。
自作を選ぶのは、アンケートが製品や業務の継続的な一部で、既成のツールが合わない場合です。例えば、匿名のルールとデータの保存場所を自分で管理したい定期的な社内の意識調査、アプリ内で関連するデータのすぐ横に組み込むフィードバックアンケート、独自のロジックが必要な調査、あるいは販売を考えているアンケート製品などです。継続的なフィードバックを扱う場合はカスタマーフィードバックポータルの作り方を、結果の表示にはダッシュボードの作り方を参照してください。
Mythexで作る
Mythexでは、チャットでアンケートアプリを説明し、スマホサイズの表示も含めてライブプレビューでテストできます。回答の保存が必要になると、Mythexはプロジェクトに専用のデータベースを追加します。保存された内容をエージェントに正確に見せてもらうこともできます。これは匿名性の約束を確認する最も手早い方法です。管理画面のログインは、自分で選んだ方法でアプリ独自のものを設定します。招待メールは、接続したメールプロバイダーを通して送ります。Mythexには組み込みのメール送信機能がないためです(アプリからメールを送る)。mythex.aiのリンクで公開でき、独自ドメインはProプランで利用できます。
よくある質問
アンケートアプリとフォームビルダーの違いは何ですか?
フォームビルダーは、申込みや注文など構造化された入力を集める汎用ツールです。アンケートアプリは、多くの人に同じ質問を投げかけ、回答をまとめて分析することに重点を置くため、分岐、匿名性、結果のグラフがより重要になります。
アンケートを本当に匿名にするにはどうすればいいですか?
回答者を特定できる情報を、回答と一緒に保存しないでください。ログイン情報、メールアドレス、IPアドレス、回答に紐づく正確なタイムスタンプは避けます。重複回答を防ぐ必要がある場合は、「回答済み」の記録を回答本体とは別に保存してください。
同じ人が二度回答するのを防ぐにはどうすればいいですか?
一回限りの招待リンクを使うか、ログインを必須にして、各人が回答済みかどうかを記録してください。ブラウザのCookieで防げるのは、うっかりした重複だけです。Cookieは誰でも消去でき、プライベートウィンドウを開けば回避できます。
コーディングなしでアンケートアプリを作れますか?
はい。AIアプリビルダーに説明すれば、アンケートの編集画面、回答ページ、結果のグラフを作成できます。力を入れるべきは、匿名性、分岐、結果を誰が見られるかといったルールです。それらをしっかりテストしてください。